Keiko先生のきものDiary vol.5

伝統と時代(その4)

その他の着物の下着 

着物用のステテコがあります。裾除けの代わりにステテコを履く場合があります。

お好みと場面によって使い分けるという方もいらっしゃるようですが、例えば日本舞踊でお着物を着る方はステテコを履いています。何故ならば足を割る所作があったり、女性の振りをしても股の間に汗をかいてしまうのでステテコの吸収力が良かったりします。お茶で正座が多い方もステテコの方多いですね。それと同じ理由で、汗かきなので夏はステテコにしますという方も。ですから少し着物に着慣れたらより快適になるような工夫をすれば、いつでも気軽に楽しめるのではないでしょうか。 

今では繊維も進化しており、寒ければヒートテックの肌着やレギンスなどを利用したり、暑ければ麻、爽竹、サラファインなどという合成繊維があります。自分の体質と目的を考えたうえで選んでいけるようになるといいですね。因みに私は、せっかく着物を着るのだからなるべく天然繊維のものを身に着けるようにしています。絹を纏っているのですもの、身体にいいものを身に着ければ美肌になりますよ。 今は本当に便利な下着類も販売されています。実家にあったお婆ちゃんやお母さんの着物の道具でも使い方がわかっていれば活用できますし、ネット通販でも手軽に選択して購入することが出来ます。その選択の参考になれば幸いです。 

次は一人ひとりお悩みが違う補整についてお話します。

投稿者プロフィール

KEIKO
KEIKO
着付師
着物コーディネーター
茶道、華道、カラーコーディネート、フラワーコーディネーター資格所有
某着物学院講師20年

女子アナウンサー、オリンピック代表選手などの振袖着付け
神崎流地唄舞名取

One thought on “Keiko先生のきものDiary vol.5

  1. 小松文美 より:

    いつも楽しみに拝読しています。ステテコのこと、知らなかったので、調べてみました。ウエストゴム製のものがあり、確かに楽そうだなと思いました。
    次回の補正のお話、楽しみです。

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